一級建築士って独学で取れないの??
資格学校に通うメリット、デメリットを教えて!
多くの受験生がこれらの悩みを抱えていると思います。
私も資格学校を選ぶタイミングで色々と悩んだ記憶があります。
結論から言うと、学科試験は独学で合格出来る、製図試験の合格は厳しいが私の考えです。
その理由について、これから詳しく解説していきます!
▼この記事がおすすめの方
- できる限り、お金をかけずに合格したい
- 資格学校のメリット、デメリットを把握したい
- 独学するのにおすすめの参考書を知りたい
▼本記事の信頼性
一級建築士 独学で合格できる?
冒頭でもお伝えした通り、学科試験は独学で合格出来る、製図試験の合格は厳しいと考えています。
簡単にですが、一級建築士試験について説明します!
(既に把握している人は、読み飛ばしてください。)
一級建築士試験は学科試験(一次)、製図試験(二次)を受験します。
学科試験は5科目(計画、環境・設備、法規、構造、施工)を受験し、合計得点が90/125点くらいで合格出来ます。(毎年ボーダーラインが異なる。)
製図試験は課題文に対して、設計をして記述・図面を提出します。
その記述・図面のトータルで評価を受け、ランク1〜4に振り分けられます。
ランク1のみ合格です。(全体の30%程度)
前置き長くなりましたが、それぞれについて解説していきます。
私は独学での受験経験は無いです。
資格学校に4年間通っていたので、資格学校通学者の目線で以下内容について記しています。
学科試験
最近の試験は過去問以外の内容も出題される傾向がありますが、基本的には過去問を繰り返し解いて合格することが出来ます。
書店で参考書・過去問を購入して、問題文の言い回しを変えた場合でも対応できるようにしましょう!
過去問数年分は建築技術教育普及センターでダウンロードすることが出来ます。(学科、製図ともに)
※過去問をダウンロード出来ますが、解説が無いので以下の解答付き問題集がおすすめです!
製図試験
製図試験は学科試験に合格してから、3ヶ月くらいで試験日を迎えます。
学科試験の知識をもちろん使いますが、別モノです。
独学で製図試験を受ける場合は、数週間どういう勉強をしたら良いか、
製図試験の課題発表があったけど何を研究したら良いんだろう…とストップしてしまうと思います。
一方で資格学校に通っている場合は、資格学校側が受験生の気持ちを理解しているので、学科試験後すぐに製図試験対策の授業が組まれています。これだけでも結構な差がつくと思います。
短期決戦の製図試験はどれだけ製図試験対策に時間を費やすことが出来たかが重要だと思います。
お金で時間を買い、資格学校をフル活用すると良いと思います!
一級建築士 資格学校に通うメリット
強制的に勉強時間を確保できる
毎週土日のどちらか、平日1日など、通う資格学校のプランにもよりますが、強制的に勉強時間を確保できるのは大きなメリットだと思います。
社会人であれば、仕事が忙しくて勉強時間を確保できない時もありますが、一週間のどこかで「勉強しなきゃ」という気持ちになれるのが重要です。
周りの状況を把握できる
あまり周りと比べるのは良くないという意見もあると思いますが、自分が今どの位置にいるのかというのを把握することが出来ます。
普段の小テストのクラス順位や模擬試験で全国の同じ予備校生と比べることができ、もう少し頑張る必要があるとか、今のままペースであれば合格圏内だなと把握することができるのは大事かなと思います。
大手の資格学校であれば、模擬試験後に自分の担当の人と面談があります。
そこで、どのような勉強が必要か、試験までにどういうプランで勉強を進めていけば良いかを相談することが出来ます。
試験問題の研究に時間を短縮できる
これは少し製図試験寄りの内容になります。
製図試験の課題発表に対して、独学で研究するのは非常に大変です。
資格学校では、過去問で類似用途から問題を作成したり、
その用途に関連するテキストを作成してくれるので、その部分の時間を大幅に短縮することが出来ます。
これが資格学校に通う最大のメリットと言っても良いのかなと思います。
これらは資格学校に通う人の強みであり、精神的にも安定すると思います。
一級建築士 資格学校に通うデメリット
お金がかかる
これは資格学校に通うので、当たり前の話ですが、1年通うのにも相当なお金がかかります。
学科試験と設計製図試験のセットプランで通うことが殆どだと思いますが、大手の資格学校だと年間50〜100万円くらいはかかります。
資格学校はいくつかありますので、資格学校の営業の方に話を聞いて決めるのが良いかと思います。
時間を拘束される
メリットに「強制的に時間を確保できる」と挙げましたが、反対にデメリットであるとも思っています。
資格学校には、授業の年間スケジュールが組まれています。
自分のタイミングで苦手な部分の勉強を出来ないのが難点です。
私の場合は、本試験が近いタイミングで講師に相談して、授業を休んで苦手な部分を勉強していました。
一級建築士 独学する人におすすめの参考書
学科・製図ともに資格学校に通っていたので、資格学校のテキストを使っていましたが、
常に良いものは自分の為に投資しようと思っていたので実際に使って良かったものをご紹介します。
一級建築士 独学する人におすすめの参考書【学科試験】
1級建築士受験スーパー記憶術新訂版
この本は暗記が苦手な人におすすめです。
語呂で暗記が出来るように各分野で覚えるべきポイントを抑えることが出来ます。
学科試験の時は重宝していました!
私は法規が苦手だったので、こちらも買って空き時間読んでいました。
一級建築士 独学する人におすすめの参考書【製図試験】
一級建築士合格戦略 製図試験のウラ指導
最初は教育的ウラ指導……?と思いましたが、読んでみると合格に必要なノウハウが詰まっています。
過去問の分析、基本的な製図に必要な基礎知識など、資格学校に通っている人も一読してほしい一冊です。
法規は学科試験の科目ですが、製図試験においても非常に重要です!
苦手意識がある人は製図試験で苦労するので、試験当日に不安無く受けられるように対策しましょう。
ビリケツ エスキステキスト
一級建築士の受験生であれば、一度は聞いたことあるかもしれません。
私は初年度の時からお世話になりました。
ビリケツさんのブログでは各資格学校の情報だったり、その年の課題の傾向や受験生の様子が綴られています。
前置きが長くなりましたが、ビリケツさんが作成しているテキストはこちらで買うことが出来ます。
このテキストはエスキス時間を短縮する為の知識が色々と書かれています。
独学の人はもちろん、資格学校に通う人も購入してみてほしいです!
エスキスの考え方が180度変わると思います。
一級建築士 独学する人におすすめの参考書【学科・製図共通】
一級建築士受験 合格者たちの勉強法
この本は「合格者の勉強法を知りたい!」と思って買ったけど、かなり熱い内容が書かれていてモチベーションを高めるのに時々読み返していました。
もちろん合格者の勉強法は参考になるし、どういう風に合格に向けて取り組んでいたかが勉強になると思います。
当時は自分と合格者の試験に対しての考え方が違ったり、もう少し詰めてやっていかないといけないなという気持ちになれました。
一級建築士受験 マンガでわかる製図試験
一級建築士試験でどのようなことが問われているか、試験を受ける上での注意点などが記載されています。
製図受験が決まった時に一度読んでみると、全体像が把握できて今後やるべきことが整理できると思います!
この記事のまとめ
今回は一級建築士試験に独学で合格できるかについて、資格学校通学者の目線で解説しました。
学科試験は独学で合格出来る、製図試験の合格は厳しいが私の考えです。
最後に、おすすめした参考書は独学の人以外にも役立つものばかりなので、是非活用してほしいです!
今回は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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