一級建築士の製図試験は時間との戦いです。
回答する時間を短縮する為には、より勉強することはもちろん大事ですが、エスキス・記述・作図の時間を短縮するにも限界があると思います。
製図試験の中でも、最後の見直しの時間は最も重要な時間だと思っています。
その時間を捻出するためには、お金をかけて良い製図道具を使い、作図時間を1秒でも削ることが合格への道ではないかと考えています。
そこで今回は、私が受験時に使っていた製図道具をご紹介します!
▼この記事がおすすめの方
- 製図道具で何を買えばいいか分からない
- 作図時間を短縮したい
- あると便利な製図道具を知りたい
▼本記事の信頼性
一級建築士がおすすめする製図道具7選!
まずは入門編として、これだけあればOKというものを厳選してご紹介します!
ステッドラー 平行定規 A2
製図試験はA2用紙に図面を描くので、平行定規はA2のものを用意します。
平行定規の中でおすすめはステッドラー(STAEDTLER)です。
建築をやっている人なら馴染みのあるメーカーかと思いますが、軽量で持ち運びがしやすいです。
バンコ
おそらく使ってない受験生の方が少ないと思います!
壁の垂直線を書いたりするのに、つまみを持ちながら使います。
持ちやすく、コンパクトなので非常に使いやすいです。
シャープペン
シャープペンは色々と種類ありますが、製図する上ではシャープペンの先の部分が長いものを使うと線が引きやすいです。
長時間作図するので、軽量で持ちやすいものを選択するといいと思います。
シャープペン芯
受験生で色々ですが、壁、柱は0.5mm、家具は0.3mmなどで使い分けるとメリハリのある綺麗な図面を描くことが出来ます。
シャープペン芯は折れないことが一番で選ぶのが良いと思います。
消しゴム
時間が無い中での試験なので、いかに時間をかけずに消すかが重要になってきます。
また、意外と製図板の下に隠れてたり、落としたりで試験中に探したりするので、その点も気をつけて選ぶことをおすすめします。
私はノック式の消しゴムを使っていました。
この消しゴムはカドケシのような感じで、三角柱の形状になっているので角で消せたので使いやすかったです。
電卓
関数電卓は使用出来ないので、途中式が電卓上で記載されるものが使いやすいと思い、使っていました。
私が通っていた資格学校の教室では、写真のものを使っている人が多かったです。
蛍光ペン
蛍光ペンは課題文を読む時に使いますが、私は間違えて線を引いた時のことを考えて消せるフリクションの蛍光ペンを使っていました。
蛍光ペンは複数色使う人が多いですが、以下は1本で2色使えるので持ち替える時間を短縮することが出来ます。
私も試してみましたが、間違えた時に消せないことやペンを回転させて上手く色を出せなかったので本番は使いませんでした。
資格学校に使っている人もいたので、試してみても良いかと思います。
一級建築士がおすすめする持っていると便利な製図道具6選!
ここからは、あると便利で実際に使用した製図道具をご紹介します!
テンプレート
テンプレートは課題によって使うことがあったり無かったりですが、やっぱりあると便利です。
課題文で「○mの円が入る空間」を要求された時にきちんと確保出来てますよとアピールする必要があります。
手書きで書いても良いと思いますが、テンプレートで書くと見栄えも良いです。
個人的には使う使わないに関わらず、あると心に余裕を持てます。
製図用テープ
作図用紙を固定する為に四隅にテープを貼っていました。
製図板を使って、定規を上下にスライドさせているとテープのノリで作図用紙が汚くなったりしたので、最終的にはセロテープを使っていました。
ただ、一般的には製図用テープを使う人がほとんどです。
タイマー、ストップウォッチ
エスキス、作図、記述のそれぞれの時間とトータル(6時間半)の時間を管理するのにタイマーは必須でした。
私が色々と試して使っていたものです。
T1~T4とある部分で、分けて時間を計測することが出来ます。
私はT1をトータル、T2をエスキス、T3を記述、T4を作図で使い分け出来るのが良かったです◎
最終的にはCASIOのみ使っていました!
このタイマーは自分には合わずに使っていなかったですが、資格学校の人が結構使っていました。
色々と試して、自分に合うのを見つけると良いです。
ストップウォッチは試験勉強でよく使っていました。
作図のパーツ練習、エスキスの各行程の時間を測ったりするのにラップタイムを測れるので良かったです。
三角スケール
記述のイラストを書く問題でスケールを指定された時に使ったりします。
毎回使うものでは無いですが、無いと困るので常備することをおすすめします。
大きさは15cmの定規で十分かと思います。
ソフトグリップ
作図を長時間するとペンダコが出来るので、ソフトグリップをシャープペンにつけるとペンダコが出来にくく、疲れにくくなるので良いです。
私はソフトグリップを1つだと使いにくかったので、贅沢に2つつけていました。
字消し板
作図して間違えた時に部分的に消したい!という時に使えます。
私は合わなかったですが、合う人には便利なアイテムかと思います。
この記事のまとめ
今回はおすすめの製図道具をご紹介しました。
繰り返しになりますが、製図試験は時間との勝負なので、1秒でも短縮することができる道具を使うことをお勧めします。
多少お金はかかりますが、自分が納得した道具で試験に挑むと少しでも不安が無くなると思います。
今回は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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